銀塩よりもデジタル中心の機材構成になりがちです。
そんなときよく持ち出しているのがこれ
小さい中判を探して辿りつきました。日本ではあまり見かけません。
Super Ikonta 系にくらべると、情報も少ないです。
USのeBayで入手しましたが、アラートを設定して暫く待ちました。
比較的にレア機種だと思いますが、相場はえらく安い部類に入ると思います。
古いものですが、金属部の輝きは美しいのひとこと。メッキが厚いんでしょうかね。
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EOS20Dよりずっと小さい!これでイメージサイズはAPS-Cの8倍以上ある。 |
幅x高さx厚さ=127x89x48㍉ 重さ510g。
デジイチとレンズ数本の鞄の隙間やポケットに入る小ささなので、
「とりあえず」装備に入れておくことができ、自ずと出動回数は多くなります。
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レンズはCOLOR SKOPAR 80mm/f3.5。Tessarタイプと思われる。 シャッターはProntarSVS。最高速度はたったの300。同じX接点のついた Synchro Compur に比べるとちょっとマイナー? でも精巧に組まれた硬いバネを弾いたような澄んだシャッター音は、 実に繊細にして優雅。 |
レンズは Colar Skopar 80mm/F3.5。ZeissのTessarよりも柔らかく、
前ボケより後ボケのほうが美しい。ような、気がします。
距離計が連動式ではないので、測距したらレンズの距離指標を合わせて
再度構え直す必要があり、測距精度が劣るはずなのですが、
けっこうピント合います。
古いものなので露出計はありませんが、デジイチと一緒に使うので困りません。
ただ一点使いづらいと思っていたのが、
シャッタースピードが300止まり・最小絞りがf16止まりであること。
夕方にうっかりISO400を詰めてしまったまま夜に撮りきらないと、
次の日は ほとんど絞りっぱなしで撮ることになってしまいます。
そこで、今回これを解決するかもしれないアクセサリを入手しました。
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K32(φ32カブセ)のND4フィルター。 |
Kenko製の特注品、と言っても2000円程度。
単に通常在庫していないだけでカタログには載っているので、ヨドバシで注文できました。
これを使えば、ISO400をISO100相当として使えるようになるので、
夕方までに12枚撮りきらないかもしれない場合や、
ちょっと薄暗いところに行くかもしれない場合にも
心置きなくISO400を詰めて持って行けますので、
使うのを躊躇ったり無理に撮り切ったりする
必要もなくなります。
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銀色の鏡筒に黒フィルタは少々残念ではある。(そのうち、表面を削ってメッキしなおそうか?) |
PERKEOには、鏡筒先端に一応ネジが切ってあるので(29.5φかな?)、
カブセじゃなくても良いのですが、問題はフィルターを付けたままで
装着したまま蓋を閉じようとすると、レンズ(シャッターユニット)を
支持しているアームと干渉してしまうこと。
薄枠のフィルターなら大丈夫かもしれませんが。
あるいは、枠をちょっと削れば、干渉しないように出来るかもしれません。
しかし沈胴時に蓋の裏側とフィルタが干渉しないかを確かめるのは簡単ではなさそうですし、
基本的には、閉じるたびにフィルタを外したほうがよさそうに思いますので
付け外しのしやすいカブセ式を選択しました。
付けるのを忘れたり露出計算を間違ったりというミスも出そうな予感ですが、
ともかく使うのを躊躇う理由をひとつ潰せたので、
もっと積極的に使っていきたいと思います。
しかしこうなると次は、フィルタ収納ケースつき速写ケースが欲しい
と思うようになったりします。
しかしこれは自作するしかないので。道のりは長そうです。
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